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藤子・F・不二雄の発想術

藤子・F・不二雄の発想術

2018

みなさん、ドラえもんは好きですか?
今回はドラえもんの生みの親、不二子F不二雄先生の著書“藤子・F・不二雄の発想術”が推薦書です。

「子供のころ、僕は“のび太”でした。」
「ひどく人見知りする子でした。いつも教室の片隅でヒッソリすわっている。
まァ、いるのかいないのかわからないような生徒でした。」

そう、のび太は不二子先生自身だったのです。

ドラえもんシリーズにはひとつの約束事があり、どんな大事件が起きても、それをなるべく仲間内で解決し、周りの一般社会に、いっさい影響を残さないということ。これは映画ドラえもんシリーズを見ると顕著ですが、どんな大冒険も、のび太はドラえもんと仲間だけで解決していき最後は日常に帰っていきます。あんな事いいな、できたらいいなが叶うのがドラえもんの世界だと思ってしまうかもしれませんが、実はのび太たちは最後は自らの力で問題解決していきます。

僕の仕事術という章の、“想像の心構え”の中で「漫画に限らず何かを創作する人というのは、絵描きさんでも、作家でも、作曲家でもそうなんだとおもうのですが、自分の中に何か表現したい、自分以外の人に向かって訴えたいものを自分の中にもっているかどうかが一番大事なことだと思うんです。」とありました。これは何もモノつくりという仕事に限ったことではなく、すべての仕事にいえる事ではないでしょうか? その熱量がなければ企画は通らなかったり、人もついてきてくれない。

不二子先生がドラえもんについてこんな言葉を残しています。

「ドラえもんはあくまで空想であって、哀しいかな現実にいないんです。ですが、結果として、人間は何らかのトラブルにぶつかって、いろいろ悩みながら切り抜けて行くことで成長していく。それが大多数の人生のあり方ですよね。それに、ドラえもんのようにまとまった形での助っ人は存在しないけれども、さまざまに助けてくれる人がいたり、そういう状況があったりするものなんです。だから、ある意味で、ドラえもんはどこにでもいると、そういっていいと思うんです。」たしかに見方を変えれば、便利なスマホはドラえもんのひみつ道具だし、会社や家族が自分を守ってくれていたりと、実はドラえもんはどこにでもいます。

その中で、のび太のように素の自分をさらけ出して挑み続けていけるのか?
ドラえもんが愛され続ける理由がわかる本書。困った時のひみつ道具の1つになるかもしれません。

〆切のたび、いつも心の中で叫んでいます。
「助けて、ドラえも〜ん!」

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