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バカ田大学講義録なのだ!

バカ田大学講義録なのだ!

Life work

2017

ここんとこ、マジメな推薦書が多かったので今回はマジメにフザケタ推薦書を。
“バカ田大学”はもちろん架空の大学ですが、2015年に東京・本郷の東京大学にて企画、開講された赤塚不二夫誕生80年企画『バカ田大学』は芸術家、ミュージシャン、学者、作家、演出家、そしてホンモノの東大教授など、様々な分野で活躍する豪華講師陣が「これでいいのだ」に代表される“赤塚イズム”を独自の視点で解き明かすべく、熱い講義を繰り広げたその模様を書籍化したのが今回の推薦書“バカ田大学講義録なのだ!”。

スティーブジョブズがスタンフォード大学で語ったスピーチの中でも「Stay Hungry,Stay Foolish」と締めくくられています。では、バカとは一体何なのか?東京大学の教授でCGアーティストでもある川口洋一郎さんはこう語っています。「バカの反対語は「お利口」ですよね、一般的に言うと。東京大学には、お利口さんが多すぎるんです。先読みして一歩も踏み出せない。中には将棋を打つ前から手を読んで「負けました」と言う人もいます。バカというのは、この反対ですから、いい加減、無鉄砲、無計画でどんどんやっていく。それでケロリとしていて、くよくよしないで、何が起きてもものともしない。あけっぴろげで乗りがよく、楽天的でのっきであっけらかん。赤塚不二夫の描くバカってまさにそうですよね。そこにどんでもない創造性がうまれるのだと思います。そうなると、バカというのは、褒め言葉なんです。「バカ」と言われて怒るのは、本当にバカな人です。要するにバカは個性であり、偉大な能力であるというのが、私の結論です。」
フムフム東大の教授自らバカを全肯定。
脳科学者の茂木健一郎さんは、「天才」の方程式を天才=“賢さ”X“愚か”だとし、賢さの競争は人工知能ができた時点で終り、これから大切なのは愚かさだと。確かにどんどんAIが進化すると人間の仕事の半分以上はAIになってしまうというような話をよく聞きますが、記憶力とか集中力とかが必要な仕事は人間よりもコンピューターの方が長けている。
ではリッパはバカになるにはどうすればいいか?
赤塚先生はこんな言葉を残してます。
「バカっていうのは自分がハダカになることなんだよ。世の中のいろんな常識を無視して、純粋な自分だけのものの見方や生き方を押し通す事なんだよ。だから、バカだからこそ語れる真実っていっぱいあるんだ。」

「ただバカっつったって、ホントのバカじゃダメなんだからな。知性とパイオニア精神にあふれたバカになんなきゃいけないの」

「リッパなバカになるのは大変なんだ。だから、バカになる自信がなかったら、ごく普通のリコウな人でいたほうがいい」
様々なジャンルの型破りな講師陣が、これまでにない新しい切り口や新しい見方でバカを解説してくれる本書。ちなみに「バカボン」とは仏教用語でお釈迦様の継承であり、サンスクリット語の「Bhagavan(バガヴァーン)は全知全能者という意味でBudda(ブッダ)と同義語のようです。世の中、裏が表で表が裏なのかもしれません。

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